ホーム > ニュース > ハインリッヒ・ハイネ大学デュッセルドルフ 数理学部と 名古屋大学 トランスフォーマティブ生命分子研究所および 理学研究科・理学部が学術交流に関する協定を締結しました。

ニュース

ハインリッヒ・ハイネ大学デュッセルドルフ 数理学部と 名古屋大学 トランスフォーマティブ生命分子研究所および 理学研究科・理学部が学術交流に関する協定を締結しました。

 2018年5月25日、名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所および理学研究科・理学部は、ハインリッヒ・ハイネ大学デュッセルドルフ(Heinrich Heine University Düsseldorf) 数理学部(Faculty of Mathematics and Natural Sciences)との間で、両大学の教育・研究上の交流および協力を深めるべく、学術交流に関する協定を締結しました。

 両大学は、双方の自主性を尊重するとともに互恵平等の原則に基づいて、以下の活動を協力して行うものとします。

(1)学生の交流

(2)教員、研究者および職員の交流

(3)学術資料、刊行物および学術情報の交換

(4)共同研究および両大学の利益となるその他の活動

 ハインリッヒ・ハイネ大学(HHU)デュッセルドルフは、1965年にドイツのデュッセルドルフに創立された大学です。5つの主力学部(経営学・経済学、人文科学、法学、数学・自然科学および医学)をあわせて、3万人の学生、2000人の教員、および900人の職員から構成される大学となっています。

 ハインリッヒ・ハイネ大学は、デュッセルドルフ生まれの19世紀の有名な詩人、ハインリッヒ・ハイネ(1797-1856年)にちなんで名付けられました。ハインリッヒ・ハイネの理念に基づき、大学は文化的多元主義、人種および宗教の寛容さ、並びに男女同権を強く支持しています。

 ハインリッヒ・ハイネ大学数理学部では、800人の研究者が7つの学科(生物学、化学、コンビューターサイエンス、数学、薬学、物理、心理学)に渡って所属しています。幅広い分野を網羅する数理学部において存在するいくつかの連携プログラムは、主に生命科学と物理に重点を置いています。

 名古屋大学は、1871年に仮病院・仮医学学校が設立されたことから始まり、現在学部9(文学部・教育学部・法学部・経済学部・情報学部・理学部・医学部・工学部・農学部)・研究科13(人文学研究科・教育発達科学研究科・法学研究科・経済学研究科・情報学研究科・理学研究科・医学系研究科・工学研究科・生命理学研究科・国際開発研究科・多元数理科学研究科・環境学研究科・創薬科学研究科)、教員約1,700名、学生約16,300名、留学生約2,200名などを擁する中部圏の中核大学です。

 名古屋大学の特徴は、自由闊達な学風と学問領域の垣根を越えた連携であり、最近では最先端研究の一層の推進、教育の国際標準化、欧米・アジアとの積極的な国際交流によるキャンパスの国際化、男女共同参画の推進、産学官連携活動の充実などに取り組み、人々の幸福に貢献すべく、日々励んでいます。

 名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所(ITbM)は、2013年に文部科学省が開始した事業「世界トップレベル研究拠点プログラム(WPI)」として発足した国際研究拠点です。ITbM では、最先端の合成化学、動植物科学および理論科学の連携によって新しい学際領域研究を創出するとともに、私たちの生活を大きく変える生命機能分子、すなわちトランスフォーマティブ生命分子を世に送り出すことを目的としています。

 名古屋大学理学部は、1942年に名古屋帝国大学理工学部から分離し、すでにあった化学科と物理学科に生物学科と数学科が加わって誕生しました。1949年に、理学部に地球科学科が設置され、現在は数理学科、物理学科、化学科、生命理学科、地球惑星科学科という5学科の体制から成り立っています。

w-frommer.jpg Itami.png

左から:Wolf B. Frommer教授(HHUD、分子生理学研究室長)、伊丹 健一郎教授(名古屋大学ITbM 拠点長)

リンク:

2018-06-22

ニュースのトップへ戻る