ホーム > ニュース > 名古屋大学特別教授・下村 脩先生のご逝去を悼み

ニュース

名古屋大学特別教授・下村 脩先生のご逝去を悼み

下村 脩先生のご逝去のお知らせにふれ、謹んでお悔やみ申し上げます。

下村先生には生前、一方ならぬお世話をいただきました。名古屋大学化学科の大先輩としてはもちろん、本トランスフォーマティブ生命分子研究所(ITbM)ではアドバイザリーボードメンバーに加わっていただき、研究所の設立やその後の発展にも大変ご尽力いただきました。2013年に開催された名古屋大学ホームカミングデイでは、発足間もないITbMが全学企画として学術講演会を任され、そのご講演をお忙しい先生にご快諾いただきました。パネル討論会にもご登壇いただき、参加者の皆様とともに楽しい時間を過ごさせていただいたことがつい昨日のように思い出されます。

先生の緑色蛍光タンパク質GFPの発見は、生物学や医学研究に革新的な変革をもたらしました。そのご功績は高く評価され、2008年にノーベル化学賞を受賞されました。GFPは、まさにトランスフォーマティブ生命分子です。我々も先生を見習い、世界を変える分子の開発を目指して参る所存です。先生の生前のご厚情にあらためて感謝申し上げるとともに、心より先生のご冥福をお祈り申し上げます。

2018年10月22日

名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所 拠点長・伊丹 健一郎

2013_HCD_PD2.JPG

2013_HCD_Prof_Shimomura.JPG

2013_HCD_PD.JPG

リンク: