RPD

Research Promotion Division (RPD),

Institute of Transformative Bio-Molecules (ITbM), Nagoya University

研究所オンラインレクチャー

みなさん「分子」を感じていますか?「分子」をより深く理解し、最大限に活用した未来の社会をみなさんと考える研究所オンラインレクチャー(11:00〜)を開催します。食糧危機、地球温暖化など世界的な問題に「分子」でチャレンジするITbMにお越しください!

 

日時:6/26(土) 11:00 - 11:45

対象:一般(学生、高校生を含む)、参加費:無料

ITbM研究所紹介

みなさんの「分子」に対するイメージはどんなものでしょうか?よく分からない、危険なもの、といった意見を多く耳にします。一方で私たち人類の歴史を振り返ってみると、アスピリン、ペニシリン、フラーレンそして緑色蛍光タンパク質GFPといった分子の登場によって、科学のあり方だけでなく私たちの考え方、暮らし、社会が大きく変わっているのです。私たちとトランスフォーマティブ生命分子研究所(ITbM)では、このような人々の考え方や社会を変え、社会に大きく貢献する分子を「トランスフォーマティブ生命分子」と名づけ、このような分子を発見し、それらの開発研究をおこなってきました。トランスフォーマティブ生命分子の発見・開発には、従来の大学の研究分野を飛び越え化学、生物学、物理学、地学といったこれまでの学問の枠にこだわらない融合型の研究展開が必須となります。ITbMではその分野融合を「ミックスラボ」というコンセプトで実現し、これまで多くの分子を世の中に出しています。

右の動画では、ITbMの研究内容や研究所の様子を紹介しています。動画をご覧いただき、融合研究のワクワクを一緒に感じてみませんか?

Mebinar

 世界を変える分子研究の最前線 - 時間・植物・光を操り、描くわたしたちの未来-

1ミリの1000万分の1の世界へようこそ!

わたしたちの身近にある物質は、分子の構造を変えるだけで性質や機能が大きく変化し、社会を変えてしまうほどの無限の可能性を秘めています。

こうしている今も、分子は世界的な食料問題や環境問題の解決、医療技術の発展に貢献しながら、科学技術のあり方までも変えています。

わたしたちの生活は、社会は、今後どうなるのだろう?研究者と共に、はるか遠い先にある「分子でトランスフォームした世界」を見にいきませんか?

Mebinarでは、“融合研究”を合言葉に世界のトップを走るITbMの主任研究者にフィーチャーし、「体内時計」「植物の表皮に存在する気孔」「蛍光イメージング」に関する最先端の研究知見をご紹介いたします。

 

Day1 - 時間を操る- 動物に学び、健康と食に貢献する

<登壇者> 吉村 崇( ITbM教授、生命農学研究科教授兼任)

生物は昼夜や季節など、周期的に訪れる環境変化により良く適応するために、進化の過程で体内時計を身につけました。私たちは様々な動物に着目することで、動物が一日、一月、一年の環境変化に適応する仕組みの解明に取り組んでいます。

また近年、体内時計の不調が様々な病気につながることが明らかになったため、分子の力で体内時計を調節し、ヒトの健康の向上に貢献したいと考えています。

 

Day2 - 植物を操る- 植物に学び、秘められた能力を引き出す

 <登壇者> 木下 俊則( ITbM教授、理学研究科教授兼任) 教授

植物の気孔は、太陽光に応答して開口し、光合成に必要な二酸化炭素を取込み、同時に蒸散を行うことで、根からの養分吸収を促進しています。私たちは、この気孔の開・閉の仕組みの解明に取り組んでいます。また近年、基礎研究の知見を生かし、気孔開度を人為的に制御する技術開発にも成功しました。今後は、これらの技術を様々な有用作物に適用することで、世界的な食料危機や環境問題の解決に貢献したいと考えています。

 

Day3 - 光を操る- 光る分子が拓く未来

 <登壇者> 山口 茂弘(ITbM教授・副拠点長、理学研究科教授兼任)

化学の圧倒的な魅力の一つは、自分で「デザイン」した分子を、世の中に実在する物質として生み出せる点にあります。私たちは、数ある分子の中でも、蛍光を発する分子に魅了されています。望みの光を発する分子を生み出し、それをもとに、ディスプレイなどの未来エレクトロニクス技術や、さらには生命科学分野の発展に不可欠なバイオイメージング技術の進展に挑戦しています。

 

CONTACT

名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所(ITbM)

リサーチプロモーションディビジョン(RPD)

 

愛知県名古屋市千種区不老町 ITbM 5F 530

E-mail: rpd[at]itbm.nagoya-u.ac.jp

 

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