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WPI 10周年記念講演会「日本の科学の未来に向けて」

日時: 2016/12/17(土) 13:30〜18:30

場所: 文部科学省 東館3階講堂

wpi_10-1.pdf

講演者: 伊丹健一郎教授および各WPI拠点の研究者

タイトル: 「チカラある分子を創る」

言語:日本語

プロフィール:

1971年アメリカ生まれ、東京育ち。京都大学で博士号を取得。 2008 年名古屋大学教授、2012 年から名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所(ITbM) 拠点長を兼任。 日本人最年少で2015 年のアメリカ化学会賞受賞。 「分子で答えを出す」を合言葉に、化学・生物学・材料科学の境界領域で、画期的な機能分子の開発を目指している。 革新的な分子合成を可能にする新触媒や新反応を多数開発し、世界中の化学・製薬企業の研究開発に大きく貢献するだけでなく、ナノカーボン科学の新潮流をつくった。

講演内容:

私は、分子のチカラを信じています。 みなさんもご存知のように、この地球上には実に多くの「問題」があります。 エネルギー問題、食糧問題、環境問題、医療問題などです。 私が信じているのは、それらの問題の多くに対して「分子で答えを出す」ことができるということです。 私の研究のゴールは、問題を解決するような画期的な機能をもつ分子(チカラある分子、世界を変える分子)を開発し、世に送り出すことです。 また、これは一つの研究分野にとどまっていては決して実現できるものではなく、異分野融合が鍵となります。 本講演では、分子がもつ無限の可能性や触媒が拓く合成化学を基軸としたものづくり研究についてお話しします。

伊丹健一郎教授

リンク:

2016-12-14

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