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南保 正和

Researcher ID

プロフィール
2006名古屋大学理学部化学科(野依 良治 特別教授、斉藤 進 准教授)
2008名古屋大学大学院理学研究科 物質理学専攻(化学系)修士課程 (野依 良治 特別教授、伊丹 健一郎 准教授)
2011名古屋大学大学院理学研究科 物質理学専攻(化学系)博士課程(伊丹 健一郎 教授)
2008-2011日本学術振興会特別研究員(DC1)
2008ドイツ ミュンスター大学留学 (日独共同大学院プログラム)(Prof. Bernhard Wünsch)
2011-2013旭化成株式会社勤務
2013-2018名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所(WPI-ITbM) 特任助教
2018-2021名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所(WPI-ITbM) 特任講師
2021-現在名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所(WPI-ITbM) 特任准教授

南保 正和 Co-PI, 特任准教授(名古屋大学)
ウェブサイト

有機化学、遷移金属触媒、ナノカーボン化学

sp3炭素中心に複数のベンゼン環が結合したアリールメタン類、そのなかでも3つのベンゼン環が結合したトリアリールメタン類は有機色素、蛍光プローブ、生物活性化合物群などにもみられる極めて有用な骨格です。 これらの分子群を構築する上で酸触媒を用いたFriedel-Crafts反応が広く利用されており、近年では遷移金属触媒を用いたクロスカップリング反応が開発されています。 しかしながら、望まない位置異性体の副生や触媒反応に適した基質の調製が必要であるため、全体として多段階合成を余儀なくされてきました。

最近私たちの研究グループではパラジウム触媒による逐次的アリール化を駆使したトリアリールメタン、トリアリールアセトニトリル類の自在合成に成功しています。 我々の合成法は入手・調製容易な原料のみから多様なアリールメタン類を最短ステップで合成できる唯一の手法であり、新規アリールメタン類の未知の機能材料、生物活性探索研究に有用であると考えています。

研究ハイライト:

主な受賞・栄誉

2017 SYNLETT Best Paper Award 2017
2016日本化学会第96春季年会(2016)優秀講演賞(学術)

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