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第3回ITbM国際シンポジウム(ISTbM-3)を開催しました

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名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所(ITbM)は、2015年5月25日、26日の2日間に渡り、第3回国際シンポジウム、"3rd International Symposium on Transformative Bio-Molecules (ISTbM-3)"を名古屋大学豊田講堂において開催いたしました。昨年5月に行った第2回国際シンポジウムに引き続き、ITbMの研究に深い関わりがある、動植物生物学、計算科学と合成化学の分野で世界をリードする12名の研究者を招待し、ご講演いただきました。

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シンポジウムの冒頭に、國枝秀世副総長(名古屋大学)、Steven Liss副総長(クイーンズ大学、カナダ)からご挨拶をいただき、続く伊丹拠点長の発表のなかで、ITbMの融合研究の成果が続々と生まれていることが報告されました。

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シンポジウムでは、藤吉好則教授(名古屋大学)、藤田誠教授(東京大学)、Gregory A. Voth教授(University of Chicago、米国)、Wolf Frommer教授(Carnegie Institute for Science、米国)、Christopher J. Chang教授(University of California, Berkeley、米国)、Sean Cutler教授(University of California, Riverside、米国)ら、6名の招待講演者によって、「分子」をキーワードとした世界最先端の研究成果が披露されました。

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また、名古屋大学の松林嘉克教授、阿部洋教授、Florence Tama教授によってそれぞれ生物学、ケミカルバイオロジー、計算科学の分野の最新の成果が発表されました。

ITbMからは、山口茂弘副拠点長、吉村崇教授、大井貴史教授がそれぞれ機能性分子、動物性理学、合成化学に関する研究成果を発表し、ITbMにおける生物学と化学の融合研究の進捗が語られました。

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さらに今年は、10年の歴史を誇り、有機化学の分野で活躍する若手を表彰する平田メモリアルレクチャーをリニューアルした第11回Hirata Award(平田賞)と、新たに設立された、生物学における世界のライジングスターを表彰する第1回Tsuneko & Reiji Okazaki Award(岡崎恒子・令治賞)を国際シンポジウムの1日目に同時開催しました。 化学合成したタンパク質を用いユビキチンを介したタンパク質分解の仕組みを明らかにしたAshraf Brik教授(Technion-Israel Institute of Technology、イスラエル)に第11回平田賞が、ゲノム編集技術の応用と実用化に優れた功績を残したFeng Zhang授(Broad Institute of Harvard and MIT、米国)に記念すべき第1回岡崎恒子・令治賞が、それぞれ上村大輔教授(神奈川大学教授・名古屋大学名誉教授)および岡崎恒子教授(名古屋大学名誉教授)から手渡されました。

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国内外から参加した450名あまりの研究者・学生は、生物学、化学そして計算科学と多岐にわたる講演に真剣に聞き入り、構造生物学、ケミカルバイオロジー、ライブイメージング、機能性分子、核酸といった研究成果について分野の壁を飛び越えて白熱した議論を展開し、活気溢れるシンポジウムとなりました。 シンポジウム2日目の最後に、ITbMのCathleen Crudden教授(クイーンズ大学)が登壇し、講演者をはじめ関係者に深い感謝の意を示し、シンポジウムが無事閉会しました。

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2015-06-19

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