RPD
Research Promotion Division (RPD),
Institute of Transformative Bio-Molecules (ITbM), Nagoya University
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アフリカの貧困・食糧問題の要因となっている「魔女の雑草」と呼ばれるストライガは、宿主となる穀物が出す分子を感知して発芽し寄生します。この仕組みを逆手にとって、ITbMでは分子でストライガを騙し発芽させることに成功し、食糧問題の解決に向けた実験をアフリカで進めています。この成果を一般に広く知ってもらうため、寄生者と宿主の関係といった自然界における生物間の相互作用と分子との関わりを学ぶカードゲームを開発し、科学イベントなどで活用しています。加えて、アフリカの映像を用いて問題の概略を示し興味喚起を図ることで、カードゲームでの学びを深め、分子への感覚の惹起、分子への理解促進を目指しています。
概要
寄生植物ストライガ
の被害
ITbMの研究チームが開発
したストライガ撃退分子
ストライガカードの
プレイ方法
参加者との対話から得た率直な意見を、コンテンツ改良に生かしています。科学イベントをきっかけに、教育関係者から活用したいとの連絡を受け調整を進めているところです。「分子」技術が社会で受容されるかは、研究者と一般の人たちとの間に生じる「感覚の差」が大きな鍵と考えています。ITbMでは、この差を埋める教育戦略が重要と捉え、今後も対話を重視した教材開発・科学コミュニケーションに力を入れていきます。
現状と展望
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