Frommer - Nakamura Group

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Frommer-Nakamura Group

生体分子動態グループ

Research Areas

in vivo biochemistry: 代謝物の生体内動態を可視化する蛍光指示薬と代謝制御ツールの開発

生命現象を組織や個体レベルで理解するためには生体を構成する化合物を時間的・空間的に定量化できるツールが必要です。Frommerグループでは、これまでに植物ホルモンや糖、窒素化合物など低分子化合物の生体内動態の定量解析を可能にする蛍光タンパク質プローブの開発に成功し、それに関わる生命現象解析に応用してきました。本研究では植物の生命現象を理解するために重要な分子の機能性蛍光タンパク質プローブを体系的に開発し応用することを目的とします。さらに、同様の手法を展開し代謝物の動態を人工的に制御するツールを開発し、代謝物が構成する生体内ネットワークを時間的・空間的に理解することを目指します。

膜輸送タンパク質の基質選択性の解析と阻害剤の単離

本プロジェクトでは植物膜輸送タンパク質の基質認識機構を明らかにすること、さらにハイスループット低分子化合物スクリーニングにより新規の膜輸送体阻害剤を同定することを目的としています。 ITbM内の他グループとの共同研究や世界最先端の装置を備えた研究センターの利用により、新たな合成化合物標的膜輸送タンパク質の同定と農業研究に応用可能な新規薬剤の単離が期待されます。

代謝フローを制御する低分子化合物受容体の同定

酵素や膜輸送タンパク質の活性をアロステリックに制御する未知なタンパク質は多く存在すると考えられています。通常そのようなタンパク質の多くは酵素や膜輸送タンパク質と結合することで活性を制御しますが、我々は代謝物と結合することで膜輸送体や酵素の活性を調節するタンパク質を “代謝物の受容体”として位置付け、そのような新規のタンパク質の同定と解析を行います。

光に応答した植物の細胞骨格制御に関わる因子の探索

植物は発生や環境を認識し、適切に応答するとこで生存を可能にしています。植物細胞の極性を持った成長がその応答の一つであり、細胞膜内側の表層微小管が重要な役割を担っていることが知られています。表層微小管は光に応答し配向パターンを変化させ、光屈性などの成長現象に寄与しています。本プロジェクトでは、ITbMケミカルライブラリーセンター・分子構造センターと共同し、光受容から細胞骨格制御に関わる新規因子や化合物の探索を目指します。

CONTACT

名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所

生体分子動態グループ

愛知県名古屋市千種区不老町

Email: mnakamu[at]itbm.nagoya-u.ac.jp

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