名古屋大学 卓越大学院プログラム

トランスフォーマティブ化学生命融合研究大学院プログラム

Graduate Program of Transformative Chem-Bio Research

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第116回創薬科学セミナー/ GTRセミナー

式典における列席者の席順から、体の中の臓器の位置、IT機器の中の部品の配置に至るまで、要素部品の並びかたが、その要素が構成するシステムの働き方を理解する重要な手がかりになることが多い。脳においても、異なる性質をもつ神経細胞の配置(すなわち機能構築)は、その細胞を含む領野が行なっている情報処理機能の特性にしたがって最適化されていると考えられ、その解明は脳による情報処理の理解を進める。本セミナーではまず、機能構築を理解することで脳について何を知ることができるか、どのような例がこれまで知られているか、どのように機能構築を調べることができるかを、霊長類大脳皮質視覚野を例に概説する。続いて、そのような研究の例として2光子カルシウムイメージング法を適用した私たちの研究を紹介する。

連絡先:小坂田 文隆(x6814)