名古屋大学 卓越大学院プログラム

トランスフォーマティブ化学生命融合研究大学院プログラム

Graduate Program of Transformative Chem-Bio Research

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GTRセミナー / 最先端植物科学シリーズセミナー

この度、植物科学のさまざまな分野で活躍されている5名の若手研究者の方々をお招きして、最新の研究成果や今後の展開の方向性を議論する「最先端植物科学シリーズセミナー」の第2回の告知をさせていただきます。新進気鋭の研究者と直接議論できる絶好の機会ですので、大学院生、研究員、教職員の皆さま、ぜひご来聴ください。対面で行います。

講演者:吉田 聡子 博士(奈良先端科学技術大学院大学 先端科学技術研究科 バイオサイエンス領域・教授)
日 時:2022年8月4日(木) 16:00〜17:30
場 所:坂田・平田ホール(理学部南館1F)
講演タイトル:「寄生植物はどうやって宿主を見つけ寄生するのか」

講演要旨:
ストライガなどのハマウツボ科寄生植物は、作物に寄生し大きな農業被害をもたらしている。寄生植物は、吸器と呼ばれる寄生器官を形成し、宿主植物に侵入し、宿主と維管束を連結させて栄養を獲得するが、その寄生メカニズムはほとんど解明されていない。私たちは、日本に自生するハマウツボ科寄生植物コシオガマを用いたモデル実験系を構築し、寄生の分子メカニズムの解明を試みている。ゲノム解析や変異体を用いた解析、ケミカルスクリーニングなどの手法を用いて明らかになってきた、寄生植物が宿主に寄生する仕組みについて紹介する。

世話人:松林 嘉克(matsu<at>bio.nagoya-u.ac.jp(<at>→@に変換))

今回のセミナーも含めた「最先端植物科学シリーズセミナー」の全体ポスターはこちらから