名古屋大学 卓越大学院プログラム

トランスフォーマティブ化学生命融合研究大学院プログラム

Graduate Program of Transformative Chem-Bio Research

EVENTS

GTRセミナー

9月7日(水)に下記の通りGTRセミナーをオンサイトおよびZoomによるオンラインのハイブリッドで開催いたします。
ご興味のある方、ぜひご参加くださいますようお願い申し上げます。本セミナーは集中講義の一環として行われますので、単位取得を希望する学生は集中講義「植物の代謝ーその生理的意義と応用研究・メタボロミクス」の受講申請が必要です(※)。


日時:2022年9月7日(水) 16:00 - 17:30
方法:理農館SA329でのオンサイトおよびZoomによるオンライン

講演者:平井 優美 博士 理化学研究所 環境資源科学研究センター・チームリーダー(生命農学研究科・客員教授)

言語:日本語
申込はこちら (オンサイト参加の方は申し込み不要です)

(※)生命農学研究科集中講義「植物の代謝ーその生理的意義と応用研究・メタボロミクス」として受講の学生は8/31〆切で別途申請いただいておりますが、追加で履修登録をご希望の場合は問い合わせ先の先生までご相談ください。

講演タイトル:硫黄代謝ホメオスタシス:"分解"されて働く植物代謝産物
動物の代謝と対比すると、植物の代謝の特徴は「複雑な化合物を"合成"すること」にある。しかしながら、それ故に、植物の"分解"代謝の重要性にはあまり目が向けられてこなかった(ような気がする)。私たちは最近、硫黄を含む代謝産物であるグルコシノレートとグルタチオンの"分解"経路や"分解"酵素を明らかにした [1, 2]。本セミナーでは、植物の硫黄代謝の一端を題材にして、合成vs分解、一次代謝vs二次代謝(特化代謝)という単純な対比を超えた代謝産物の多機能性についての話をしたい。

1.Sugiyama, Li et al. (2021) PNAS, https://doi.org/10.1073/pnas.2017890118
2.Ito et al. (2022) Plant J. https://doi.org/10.1111/tpj.15912

問合せ先:榊原均(sakaki<at>agr.nagoya-u.ac.jp(<at>→@に変換))