名古屋大学 卓越大学院プログラム

トランスフォーマティブ化学生命融合研究大学院プログラム

Graduate Program of Transformative Chem-Bio Research

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GTRセミナー

⾃閉スペクトラム症(⾃閉症)は約50⼈に1⼈の幼児に発症する発達障害である。数多くの
動物モデルが作製され、⾏動様式や回路機構などの⾃閉症特性の理解が進む⼀⽅で、発症に
⾄るメカニズムはほとんど明らかにされていない。近年、新たに⾃閉症モデル群を確⽴し、
⽣後幼児期の抑制回路への介⼊によって⾃閉症特性のさらなる悪化、また逆に治療回復も可
能であることを報告した。その過程で、マウス⽣後2週⽬の1週間が発症の臨界期であるこ
とを明らかにした。本講演では発症の臨界期にみられる未成熟な回路において、機能回路の
構築を促進する回路・分⼦発達メカニズムについて議論する。
Host: ⼩坂⽥⽂隆 (ext. 6814)