名古屋大学 卓越大学院プログラム

トランスフォーマティブ化学生命融合研究大学院プログラム

Graduate Program of Transformative Chem-Bio Research

EVENTS

第41回 細胞生理学セミナー / GTRセミナー

第41回 細胞生理学セミナー / GTRセミナー
日時:2024. 10. 18 (金) 13:00 - 14:30
@創薬科学研究館2階講義室&オンライン開催
渡邉 正勝 准教授(大阪大学大学院生命機能研究科)
"「パターン形成」の分子メカニズム"
「パターン」とは等間隔性を持った繰り返し構造を意味し、生物の形づくりの基本となる形質の一つである。「パターン形成」は、細胞の集団形成、集団サイズの規定、集団間の境界形成などの過程を経るが、その形成には細胞間相互作用が重要な役割を担っている。
ゼブラフィッシュの体表にみられる等間隔性を持った縞模様は、パターン形成研究のモデルケースとされており、黒色素細胞(黒色素胞)と黄色素細胞(黄色素胞)が細胞自律的に規則正しく並んでできている。この色素細胞間の相互作用には多くの膜蛋白質が関与しているが、細胞間に形成され、直接的な分子の伝搬に関わるギャップ結合が、特に重要な役割を担っている。本発表では、ギャップ結合を中心に、パターン形成に関わる細胞間相互作用とパターン形成因子について紹介したい。

大学院創薬科学研究科先端薬科学特論:単位認定講義

連絡先:名古屋大学細胞生理学研究センター 大嶋篤典 atsu<at>cespi.nagoya-u.ac.jp (<at>→@に変換) 052-747-6837