GTR-RCMS-IRCCS Seminar
下記の通り GTR-RCMS-IRCCSセミナーを開催いたします。皆さま、お誘いのうえぜひご参加ください。
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講演者: Prof. Dr. Thomas R. Ward
演題: Artificial metalloenzymes for new-to-nature whole-cell biocatalysis: challenges and opportunities
開催日: 2024年11月5日(火)
開催時間: 15:30-17:00
講演言語: 英語/English
開催場所: 理学南館 坂田・平田ホール
Contact: Osami Shoji shoji.osami.w3<at>f.mail.nagoya-u.ac.jp (<at>→@に変換)
トーマス・R・ウォード教授は、スイス・バーゼル大学化学科の教授であり、人工金属酵素研究における世界的なリーダーです。彼の研究室では、生体分子と有機金属化学を融合させた人工酵素の設計と応用に取り組んでおり、この分野での革新的な貢献により、Ward教授は広く知られています。特に、金属とタンパク質の協働を利用して新しい触媒を作り出す手法は、化学合成、バイオテクノロジー、環境触媒の分野で重要な応用が期待されています。Ward教授は、リガンドとタンパク質の相互作用を巧みに操り、自然界には存在しない新たな触媒機能を創出する技術を開発しています。また、人工酵素の進化的設計を通じて、幅広い化学反応を制御できる酵素を構築しており、その成果は国際的に高く評価されています。これまでに、多くの科学雑誌で論文を発表し、数々の賞を受賞してきました。Ward研究室は、世界各国の研究機関や企業とも積極的に連携し、次世代の研究者の育成にも尽力しています。彼の研究は、医薬品合成や持続可能な化学プロセスの開発において、将来的に大きなインパクトを与えると期待されています。
荘司長三
★このセミナーは外国人GTR学生向けGTRシリーズ講義です。それぞれの講義についてレポートを提出し合格した外国人GTR生には、シリーズ講義1ポイントが
付与されます。レポートはTACTから提出いただきます。受講を希望する場合はGTR e-ポートフォリオにも登録してください。
登録締め切り:11月1日