水多 陽子

主任研究者、助教

植物生物学、植物生殖、イメージング、花粉、遺伝子改変
花は植物が次世代である種子をつくるための器官です。道端に咲く小さな花にも、壮大ないのちのドラマが隠されています。私たちは顕微鏡イメージングや遺伝子制御技術によって、植物生殖の分子機構の解明に取り組んできました。特に花粉に注目し、花粉に必須な遺伝子や、植物がより多く種子を作る花粉管誘引のしくみについて明らかにしてきました。花の深部を観察するイメージング手法や、生殖細胞の遺伝子改変、および遺伝子発現の制御技術の開発も独自に進めています。種子ができるしくみを理解することで、食糧増産や品種改良など、私たちの暮らしをより豊かにすることを目指しています。