上川内 あづさ

主任研究者、教授

神経科学、昆虫生理学、神経行動学、聴覚コミュニケーション
上川内は、聴覚研究にショウジョウバエをモデルとすることを世界にさきがけて実践し、その基礎を築き上げた。神経解剖学・ニューロイメージング・行動学を駆使した解析により、ショウジョウバエ聴覚の機能特性が哺乳類と類似していることを見出した。ITbMでは、この研究成果を蚊の聴覚研究へと発展させる。蚊は、感染症を媒介して毎年数十万人規模で人を死に至らしめる。このような、人類の敵でもある「蚊」の配偶行動には、聴覚が必要不可欠である。ITbMでは、蚊の聴覚機能を担う分子機構を研究することで、その機能を効果的に撹乱することができる分子の開発を担当する。

主な受賞・栄誉

2012年9月 日本神経科学学会奨励賞 日本神経科学学会
2010年4月 若手科学者賞 科学技術分野の文部科学大臣表彰

主な論文