柳井 毅
主任研究者、教授
柳井グループでは、量子化学計算法を基盤技術として用いて、分子の化学的性質や反応性を解析、予測する理論研究を行っています。化学の本質は、分子のトランスフォーメーション(変形)にあり、トランフォーマティブ分子は、人類に有用な化学反応や機能創出など「変形、変化」を生み出す分子と考えます。当グループは、その化学の変化が、根源的には、電子の働きによってもたらされているという観点で、その仕組みや原理を探求しています。そして、そのための先端的理論及びアルゴリズムを確立し、トランフォーマティブ分子の創出に資する理論ツールを提供することも目指しています。
プロフィール
1997 | 東京大学 工学部 応用化学科 卒業 |
1999 | 東京大学大学院 工学研究科 応用化学専攻 修士課程 修了 |
2001 | 東京大学大学院 工学研究科 応用化学専攻 博士課程 修了 |
1999-2002 | 日本学術振興会 特別研究員 (東京大学) |
2002-2003 | 日本学術振興会 特別研究員 米国Pacific Northwest及びOak Ridge国立研究所 |
2002-2003 | 米国Northwest国立研究所 訪問博士研究員 |
2003-2005 | 米国Oak Ridge国立研究所 博士研究員 |
2005-2006 | 米国Cornell大学Chemistry and Chemical Biology学科博士研究員 |
2007-2018 | 自然科学研究機構 分子科学研究所 理論・計算分子科学研究領域 准教授 |
2017-現在 | 科学技術振興機構 戦略的創造研究推進事業 さきがけ研究員 |
2018-現在 | 名古屋大学 トランスフォーマティブ生命分子研究所 教授 |