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ITbM は、その強みを最大限に活用することで、社会のニーズにインスパイアされた基礎研究を実施し、これまで「植物ケミカルバイオロジー」、「ストライガ」、「ケミカルクロノバイオ ロジー」、および「化学駆動型ライブイメージング」といった新しい研究領域を開拓してきました。ここで培った成果を基盤として、 ITbM 2.0では取り組みをさらに深化させ、「ChemistryenabledPlant Adaptation(化学駆動型植物適応)」、「Parasitic Plants (寄生植物)」、「Clock Diseases(生物時計関連疾患)」、「Chemistry-enabled Bioimaging(化学駆動型バイオイメージング)」、「Nanocarbon Chemistry and Biology(ナノカーボン化学・生物学)」、「Climate Change Resilience (気候変動耐性)」に重点的に取り組み、環境問題、食糧問題、医療技術の発展といった世界的重要課題の解決に分子で答えを出すべく研究を展開しています。

ITbM は、これまでの活発な分野融合研究を通じて、新たな機能を有する分子を日々、創出し、その活用による実社会での応用可能性を世界に提案する研究所として世界的に認知されるようになりました。2020年度以降は、新型コロナウイルス感染症の影響により研究活動が制限されましたが、分子で世界を変えるという私たちの夢は途切れることなく確実に実を結びつつあります。ITbM の挑戦はこれからも続きます。