土屋 雄一朗

特任教授

植物ケミカルバイオロジー
魔女の雑草と呼ばれる寄生植物ストライガ(Striga hermonthica)はアフリカの穀物生産に甚大な被害を及ぼす有害生物である。 植物ホルモンであるストリゴラクトンは、ホスト植物の根から土中に放出され、ストライガの発芽を刺激するホストファクターとして機能することも知られている。 しかし、ストライガでは遺伝学での実験を行うことができないため、ストリゴラクトンのシグナル伝達に関する知見は極めて限られている。 そこで、ケミカルジェネティクスによりストリゴラクトンシグナル伝達を解明し、そこで得た情報を利用してストライガを撲滅する方策を開発すべく研究を行っている。

プロフィール

1997北海道大学 農学部 応用生命科学科卒
1999北海道大学大学院修士課程農学研究科応用生命科学専攻修了
2002北海道大学大学院博士課程農学研究科応用生命科学専攻修了
2002-2006カナダ University of Toronto ポスドク研究員
2006-2009理化学研究所 基礎科学特別研究員 成長制御研究チーム
2009-2013カナダ University of Toronto ポスドク研究員
2013-2014名古屋大学 生命理学研究科 ALCAポスドク研究員
2014-2015名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所(WPI-ITbM) 博士研究員
2015-2021名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所(WPI-ITbM) 特任准教授
2021-現在名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所(WPI-ITbM) 特任教授